EU指令及び国際指令により、特定の構造を備え安全距離を確保できる柵で機械を保護することが義務付けられています。このような柵がなければ機械を稼働させることはできません。
例えば、安全柵は次のような条件を満たさなければいけません:
- よじ登りを防止するよう設計、製作されていること EN ISO 14120-5.18
- 取外しが予見される場合、保持型締結具が使われていること EN ISO 14120-5.19
- 工程を適切に目視できるものであること EN ISO 14120-5.2.4
- 危険区域から一定の距離を設けて配置されていること EN ISO 13857 - JIS B 9718
EN ISO 14120 (JIS B 9716)
機械類の安全性-ガード-固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
保護構造物を越えての到達
EN ISO 13857, 4.2.2
常開部からの到達
EN ISO 13857, 4.2.4.1

開口部 「e」の寸法は、正方形開口部の一辺、円形開口部の直径、長方形開口部の短辺の寸法に対応します。
120mmを超える開口部には、4.2.2の安全距離を適用します。
* 開口部の長辺が65mm以下の場合、親指がストッパーとして働くので、安全距離を200mmまで低減でき、大幅な省スペースが可能となります。
- BASIC
- STRONG
- FastGuard
- AdaptaGuard
- BlueGuard
危険からの最小の安全距離 120mm
危険からの最小の安全距離 200mm
距離が短縮され、よりスペースが節約されました。
SATECHのメッシュ開口サイズは、危険源からの安全柵の設置距離を縮められるよう設計されているため、スペースを有効に活用できます。
下肢の接近を防止する安全距離
EN ISO 13857, 4.3
上肢の開口部への接近が予見されない場合、下肢に対する安全距離を決定する際に本表の数値を使用することができる。
「e」は、4.2.4.1.に示すものと同じタイプの開口について言及したものである。
* 長方形開口部の短辺が75 mm以下の場合、安全距離を50 mm以上に低減できます。
* * e>180mmの長方形開口部およびe > 240 mmの正方形又は円形開口部は全身の接近を許す恐れがあります。